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私の履歴

事の発端は、ある施設で仲良くしていたKさんに「今やってるエヴァというアニメは凄いよ」と聞いたことだったですぅ。

当時既にパソコン通信をしていたものの十万円近い電話代を二ヶ月連続で記録して絶賛自粛中だったから新アニメ情報が少なく、リアルタイムの話にもほとんど加われなかったのは痛恨の極みですぅ。このせいでM:tGへの参入も遅れ、リバイズドを買い損ねてもいるですぅ。

閑話休題、しばらく後にKさんの話を思い出し、六時半も近いけど一応見てみますかとテレビをつけたらなんか夜の場面が出たですぅ。発令所のような気がしているけど、これを書いている今ビデオを確認して画面の色味だけを見ると第拾壱話の夜景が近いですぅ。今となってはいまひとつ判然としないものの、年末どん詰まりな時期でもなかったのでたぶん第拾壱話で合ってると思う……ですぅ……。これが、私とエヴァンゲリオンとのファーストコンタクト、リアルタイム視聴の記録ですぅ。

結局その後は、あまりアニメを見る時間を取れなかったですぅ。同時期に別の友人Tさんからは残酷な天使のテーゼのCDを借り、B面の月の迷宮ともどもかなり聴いていたし、Tさんの家にはニュータイプなどのアニメ誌がめちゃくちゃあったから接点自体はあったのに、そこからアニメを見ることまでは誘導されなかったですぅ。あの時借りたCDがアニメ版のそれだったら、運命はかなり変わっていたかもしれないですぅ。

話は数ヶ月飛び、年が明けてパソコン通信を小規模に再開すると、行きつけのネットのSYSOP、EさんがSさんに見せてもらったがエヴァンゲリオンはまさしくつまらんと貶しているのを発見したですぅ。そしてEさんちの近辺でオフをやろうという話になり、私も参加することになりましたぁ。これが人生初のオフ会で、そこではSさんの持ってきたアニメを流しながらゲームや雑談をしたですぅ。ここで私は第弐拾四話を見ましたぁ。セントラルドグマの暗い画面に星空の背景は監督が同じ不思議の海のナディアのレッドノア内部を感じさせられ、演出もいいやんとなっていたですぅ。Eさんはそれを見ながらまた愚痴っていたのを思い出すですぅ。

というのが、私のエヴァンゲリオン、セカンドインプレッションですぅ。

その後、新年度になると古巣からKさんが去り、それとは別のK'さんがやって来たですぅ。これはイニシアルが同じなだけで特に繋がりはないですぅ。

K'さんはエヴァにすっかりやられていて、あの高価なビデオも集めているというので、私も影響され、新緑の日々にフィルムコミックを買うなどして追いかけていきましたぁ。横浜にあった密閉ネットという草の根BBSで連載されていたときめきエヴァリアルも副読本になっていたですぅ。

K'さんとはビデオの上映会をしようかなどと話はしたけど色々と忙しかったので実現せず、結局私がまともにエヴァンゲリオンを視聴したのは劇場版に向けての再放送を行なっていた1997年の冬のことだったですぅ。

にわかで悪かったなですぅ。